Kamaseinu

ニューゲーム



2018.01.28 発行 P36



既刊「類似点」を描いた時とは違った『今はこれが描きたい』のために描きました。ものすごくエネルギーを使ったので描きたかった部分、考え込んだこと、最終的な結論は全て出し尽くしたと思っていますがはじめましての方はもちろん、お久しぶりの方にも、受け取り手の気持ちを慮ることを完全放棄した作品だったのではないかと思います。最後まで投げ捨てずに読んでくださった方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございます

前述した通り、描きたかった部分、考え込んだこと、最終的な結論は描き切ったと思えたので世界の構造について、覚書ではございますがここに残しておきたいと思います。

・世界観について
サンプル部分にもありますが大元のテーマは「モバイル時空の類が突然アニメ時空に行ってしまうお話」です。この一文が本作の全てだとは思うのですがネタバレでもあるので隠すか否か少し悩みましたが、私は『モバMの類』と『Mステの類』と『アニメの類』を別の人間と捉えていて、それを大前提として本であるので、結局これがわかりやすいかと、こう表記しました。
今回の本でアニメ時空の立ち位置は『類が315プロに所属してから3年以上たったある日、唐突にできた平行世界』になります。

・類について
サビなので何度も言いますが、私にとっての類は地球の理を重んじるけれどそれに縛られてはいない、世界の観測者です。ものごとを俯瞰で捉え、315プロのアイドルだけではなくファンのこと、全人類のことを「オリジナルピーシーズ」とメタ的に表現します。硲さんと一緒にアイドルを志しモバPと出会うことで小さかったり大きかったりする壁にぶつかり、乗り越え、たまにはすりぬけようしているときだけは観測者ではなく当事者になることができます。

・モバPについて
「やっぱり俺にはプロデューサーちゃんがいないとダメみたい。」(モバM類より)

・アニメPについて
『モバMの世界を自分で再現したいと思った、とあるユーザーP』です。315プロのアイドルというものを元より知っていて、その中で自分のスカウト、プロデュースしたいアイドルだけでデッキを組んでいるひとりのPなのですが、不思議な力(漠然)を持っており、そのデッキやアイドルとの歩み寄りを地上波に乗せてしまったので、それが他Pとは逸脱する行為とみなされ、モバ類がモバM界の抑止力としてアニメ界に一人で送り込まれてしまう、みたいな。もっとふんわりとした気持ちで書いていたのでもしかすると今考えたかもしれないような設定ですがおおむねこういうことです。

少しでも内容について気にしてくださっていた方の理解の助けになりましたら幸いです。

追記:類は抑止力としてアニメ時空によばれてしまったけど類の怒りは類のものとして描いています。

Mマスで新しく本を出すのは2016年の冬コミ以来でしたので(イベント自体は2017年2月のミラフェス以来)、こんなにたくさん類をかいたのは15冊目にしてまるっと1年ぶりとなりました。新刊・既刊すべて、とお声がけくださった方が多い印象でしたが、「待ってました」とお声をかけてくださり新刊だけをお持ちくださる2、3年目のお付き合いの方もたくさんいらっしゃって、本当にありがたかったです。ありがとうございました。

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