Kamaseinu

ひかりをおいこして



2023.5.28発行 P.30



タイトルは言わずもがなRTTT1話のストップウォッチ止め忘れドトウちゃんに対してオペラオーさんが放った「ついに光の速さにまで達したようだね」からになります。

ドトウちゃんのミスはアプリゲームでも往々にしてオペラオーさんにとってマイナスの面を持つことはなく、彼女の緊張をほぐしたり寛大さを表現するのに必要不可欠な要素であったりします。「君のおかげで明日の未勝利戦は勝てそうな気がするよ」は怪我による肉体面の不調、それにともなう精神面の不調をドトウちゃんのドジが払拭してくれた、と言葉通りの意味であって欲しいし、ドトウちゃんはオペラオーさんを100%信じていて、それがわかっているからこそドトウちゃんの生み出した「00:00′00」というタイムすらも彼女の背中を押す要素となったのではないか。

といった解釈から「くじけそうになったときにドトウちゃんの信じる心で前に進むことができたオペラオーさんはいます!」といった内容の本が描きたいと思ってできたのがこの本です。

ゲーム内オペラオーさんは自信満々だし、強いし、悪夢にうなされることもなさそうだけどRTTT1話で見せてもらったオペラオーさんは年相応に悩み、悩んでいることを隠し、あえて傲岸(かつコミカル)に振る舞っている。

同人誌の中でオペトレが「なぜ貴女はそんなにもメイショウドトウと在りたがるのか」と問いますが、もちろん今回の本においては「世界で一番自分を信じてくれる存在が自分の背中を押してくれるから」ということになります。もう少し世界を広げると未来的にドトウちゃんが自分の隣にまで並び立てるくらい成長してくれることを信じているから、にもなりますがRTTT1話における過去回想のふたりの良さっていうのはまだそこまで進む前の状態だと思っています。

・オペラオーさんの願望
枠外黒ページ(P20〜25)部分は、実際のドトウちゃんがこういうことを言う、言わないではなくオペラオーさんの願望、妄想として描きました。足を怪我し、歩みをとめ、王冠は落下し、覇王としてではなく一人の「ウマ娘」としての葛藤に、誰かに、誰かではなく、ドトウに寄り添って欲しい。ドトウに自分を肯定してほしい、支えて欲しい。そういう願望を持つオペラオーさんもあのアニメにはいるんじゃないかな、と全てを「君のおかげで明日の未勝利戦は勝てそうな気がするよ」に懸けて描いています。ドトウの存在が自分を光のように走らせてくれるし空を飛べるくらい浮かれ上がらせてもくれる。そういうイメージです。ドトウちゃんがレースに出れるウマ娘になるかなり前の話、のメタファーとして天使お告げドトウちゃんの勝負服は原案のほうを着てもらいました。そんなこと言わなきゃわからんだろ。

・レース前・楽屋で
これはアプリゲームのオペストからですが、オペラオーさんが楽屋にめちゃくちゃドトウちゃんを連れてくるのが超好きで、色々とドトウちゃんに見せてあげたいっていうのもあるとおもうんですが、きっとレース前に自分を信じるドトウちゃんをみたいんだろうな、と解釈しています。(RTTTのキャラクター紹介でドトウちゃんが「付き人のようにいつも一緒に行動している」とあるんですがドトウちゃんは自分から進んで一緒にいれる子じゃないので、まあアプリゲームと同じく連れ回され系付き人と言うことなんだと思います。)

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